「楷の木」について

1.楷の木の特徴

  「楷」は中国では模範の木とされており,日本においても書体の「楷書」の語源とされていて,訓は「ノリ」,意味は「つよく

 まっすぐ」「てほん」です。 楷の木は,漆樹科の落葉喬木で,中国では,楷木,奥連木,黄連木と呼ばれ,台湾では欄心木(らん

 しんぼく)と呼んでいます。和名は「ナンバンナゼノキ」または「トネリバハゼノキ」といい,イチョウと同様,雌株,雄株の区

 別があります。実をつけるまでに20年もかかり,それまでは雌雄の区別がまったくつきません。また,発芽率は低い(50%程度)が,

 成長力は大きく,樹齢は700年にも達し,樹高は30mになります。現在,日本では非常に少ない木として珍重されています。

2.楷の木の一生

発芽率の低い楷の木ですが,その成長と,四季折々に見せる美しい佇まい,特に秋の紅葉はすばらしいことが有名です。

3.孔子にちなんで「学問の木」

孔子にちなんでこの楷の木を「学問の木」と呼ぶようになり,紅葉した落ち葉を大事そうに持ち帰る受験生もいます。

4.「楷の木」は,栗原小学校の

   シンボル

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